コーヒー 淹れ方

蒸気で前処理するドリップコーヒーの淹れ方

― コクが増して酸味や苦味が丸くなるレシピ ― 本記事では、コーヒー粉を**お湯を入れる前に「蒸気」に当てる**、少し変わったドリップレシピを紹介します。 豆料理では事前に蒸すことがあります。コーヒーも蒸したら美味しくなったりしないかな、というところからスタートし、試行錯誤してできた淹れ方です。 やっていることはシンプルですが、 ・コクがはっきりする ・酸味や苦味の味わいが変わる ・冷めてもバランスが崩れにくい といった変化を感じやすい方法だと思います。 --- ## 使用するもの - コーヒー粉：20g（最終的な出来上がり量は約300gを想定） - 目の細かい茶こし（メッシュ200、粉が下に落ちないこと） - やかん - ドリッパー（今回はカリタ） - ペーパーフィルター - お湯（90℃程度） --- ## 手順 ### ① コーヒー粉を蒸気に当てる コーヒー粉20gを茶こしに入れます。  やかんでお湯を沸騰させたら **火を止めます。** お湯に触れないよう注意しながら、やかん内部の蒸気に茶こしを差し入れます。（火傷しないように注意！）  そのまま蓋をして、**45秒間** 蒸気に当てます。  ※ **粉がお湯に浸からないことが重要です。** --- ### ② ファーストドリップ ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、蒸気に当てたコーヒー粉を移します。  90℃のお湯を **60cc** 注ぎ、 自然に **落ちきるまで待ちます。** --- ### ③ メイン抽出 その後、 **2〜3回に分けて** お湯を注ぎ、合計で約300gになるように抽出します。 ここでも、自然に **落ちきるまで待ちます。** 分ける回数が増えるほど、味が濃くなる傾向にあります。 私は注ぐスピードや滴下速度は特に調整せず、 **ドリッパー任せ** ですが、調整することで味わいは変わると思います。 --- ## 仕上がりと味の印象 この方法では、蒸気に当てる工程を入れることで、 **口当たりに厚みが出て、全体的に「こっくり」した印象** になります。 特に感じやすいのは、以下の点です。 - コクが増す - 舌触りがなめらかになり、液体に厚みを感じやすい - 酸味や苦味の出方が変わる - 蒸気に当てる時間が30秒あたりから、変化を感じます - 45〜75秒あたりでは、徐々に酸味や苦味が穏やかに感じられます - この変化は豆によって差があります コーヒー豆の油分がポイントになっているのではないかと思っています。 --- ## まとめ この淹れ方は、 抽出前に「蒸気でひと手間」加えるだけという手軽さのわりに、味の印象がはっきり変わるのが面白いです。 私はプロではなく素人ですので、間違いもあると思いますが、気になる方はお試しください。 あと、ヤカンが写真で撮ると思ったより汚れていたり、蒸気の写真を撮るのが難しかったりしたので生成AIに修正してもらいました。